仕事の締め切りが迫っているので今日も他ごとをしながら着々と進めているのですが、さっき見た「お布施の75%が葬儀社の手数料に 価格表を入手」というネットニュースが興味深くて、これを今日の日記にしようと仕事はいったん休憩。
いい和尚さんも多い中、多くのなかなかそういう方に出会えない方が主語を目いっぱい大きくして、「坊主は悪質」だと言うのをよく聞きますが、そう言いつつもやはり死んだら仏式で弔う方が多いんだなぁと思いました。
家族が死んだときのお布施は我が家は「内規」で決まっていますが(笑)、葬儀のお布施はわかりにくいですからね。そもそも「お布施」なんで、お寺にしても葬儀屋にしても料金表があるのがオカシイ種類のものですし。法的にやっちゃいけないのか、道義的におかしいのかは知りませんが。
葬儀屋でお寺を紹介してもらった場合でも、お布施はお寺に直接お渡しする形にすればこういう事態は起こらないと思いますが、難しいんでしょうかね。
最近のおじいちゃんおばあちゃんは戦後しばらく経ってから生まれた若いジジババなんで、孫が生まれると「赤ん坊のおふろの入れ方教室」に通わないと満足に孫を風呂に入れることができない人も多いらしいですしね。呆れますけど。因みに、僕は全然問題なく赤ん坊を風呂にいれられますよ。首の後ろを軽く支えておけば、彼ら、勝手に浮いてるんで(笑)。その間に柔らかいガーゼで身体の隅々まで優しくぬぐってあげればよい。目を閉じてクリオネみたいに気持ちよさそうにしてますよ、彼ら。
そんな風なんで、人が死んだらなおさら、どうしようどうしよう?ってパニックになって葬儀屋に全部お任せにする人が多いから、こういう事態になるんでしょうね。
因みに我が家が戦前からお世話になっているお寺の今の和尚さんは僕が生まれたころからお世話になっている方で、親族の葬儀の時にお布施を出すと「これは多すぎます」と一部を返されるような方なんで、巷でいう「悪い坊主」とは違うと僕は思っています。僕の両親や祖父母だと、先代の和尚さんの方がなじみだったようです。先代の和尚さんは明治の方だったんで怖かったと、知っている人はみんな言ってました(笑)。
やはり形だけでも葬式は仏式でやりたいって人がいれば、知っている人なら、まともなうちの和尚さんを紹介するんですけどね(笑)。
時々出てくる僕の「思う存分孤独死するための家」プロジェクトですが、その流れで当然自分が孤独死した後の自分の死体の処理も考えているんです。僕の父は10年ほど前にとある海外の田舎町で死んで遺体をそのまま日本に運んで火葬する経済力は僕にはとてもないので、単身で右も左もわからない異国に飛んで僕が現地の火葬場に連れて行ってお骨にして連れて帰ってきたんですけどね。
そういうことだったので、通夜、告別式の段階はすっ飛ばして、お骨にしてお寺に連れて行って葬儀の時と同じお経をあげてもらって納骨しました。普通の場合より簡易ではありますがお布施は「手数料」ではないので、我が家の内規に従ってきちんと同じ金額を納めましたけどね。
非常に負担が少なかったので、僕の時もそれと同じにしてもらう予定でいろいろ確認しているんです。甥っ子にお願いしなければいけないのでなるべく簡単に済むように、経済的負担をかけなくてもいいように。
僕の場合、あと10年ほどしたら墓じまいをして、同じお寺の共同墓に全員の遺骨を移して最後に僕が入ってQOOTES家は断絶するということで和尚さんとは話をしてあります。そういう事情なので、骨になった後の行き先は決まっていて安心。うちのお墓には、戦前(江戸か明治の頃)の土葬時代の立派な大腿骨が一本入っているんですけどね(笑)。
家族のお骨が手元にあるけどどうしていいか途方に暮れてしまって、山手線の網棚に乗せたまま置き去りにするというケースもよく聞きますが、そういうのはよろしくないと思います。問題は死んだ後から骨になるまでの間です。そこが複雑だし、お金もかかるから遺体とずっと添い寝している人とか、お骨を置き去りにする人が出てくると思うんですね。
お金のある人は派手にやればいいけど、お金のない人が全部実費でできるようにしてほしいですね。公営の火葬場なら火葬手数料自体は2万円とかそのくらいですからね、葬儀屋にお願いするとそれがなんで全部合わせて30万円や40万円、酷いのだと100万円や200万円になるんだろうって思うんですよ。
一番よくあるパターンとしては調子が悪くなって救急車で運ばれた病院で息を引き取る場合で、僕も基本的にそれを想定して準備をしているのですが、でも一人で人知れず死ぬ可能性も高いよなぁと思うからこその「思う存分孤独死するための家」プロジェクトなんです。その場合、一番簡単な手順としては、
>病院で死ぬ
>火葬できるまでの法定期間安置できる安置所に運搬。(運搬料)
>安置。(安置所の場所代)*万が一死を悼んでくださる人がいる場合はここでお別れ。*
>納棺。(納棺手数料、棺桶など資材含む)
>火葬場に運搬(運搬料)
>火葬。(火葬代は名古屋の場合公営なので直接実費を払うのかな、たぶんそう。)
(安置前に納棺するケースが多いかもしれません。)
ということで最近流行りのシンプル葬では上のうち火葬代以外の料金をパッケージにしているようです。この点で、自分の環境からだと思うんですけど、僕はお寺より葬儀屋の方が嫌いなんですよね。
これを僕が生前にオプション全部無しでお願いして支払いを済ませておいたとしても、結局遺族に「故人にこのくらいはして差し上げた方が・・・」とか情に訴えてオプションをどれだけ追加できるかが「一級葬祭デレクター」の大村崑の手腕なわけです。
それを防ぐために、僕は遺言で「葬儀屋が提案するオプションは一切つけないように」甥っ子たちの「自費であってもつけないように」、と書き残すつもり。これがあれば「一級葬祭デレクター」の大村崑が情に訴えてきても甥っ子たちが、
「そうしたいのですが、伯父の遺言ですので」っていやらしくなく、きっぱり断ることができます(笑)。
ま、正直自分で棺桶に入れてハイエースで運んでいいなら、安置所のレンタル代だけなので、もっと安くできて負担がさらに少なくできるはずなんですけどね。
それにね、僕がちょっと調べたところ、上に書いた手順のうち「納棺」の部分で、とある一つのことが違うだけで料金が数万円跳ね上がるので、葬儀屋にはいい印象を持っていないんです。
前々から書いていますが、僕は鉄火巻きがこの世で一番好きな食い物で、死んだら菊の花の代わりに鉄火巻を僕の棺桶に敷き詰めてほしいと思っているんです。火葬したらきっと香ばしいと思います(笑)。ただ、燃えにくくなるとNGを出されるといけないので、棺桶にせめて3本ほどの鉄火巻を入れてほしいというのが最後の望みなわけです。
で、僕が調べた葬儀屋のプランによると、一番安いのは納棺の時に身内の立ち合いが一切なく裏側でスタッフが機械的に納棺するだけのプラン(鉄火巻入れられない)。でも、納棺前に最後の挨拶をできる(鉄火巻き入れられる)プランにすると、その一点の違いだけで5万円か10万円かそれくらい高くなってしまうんです。
ま、直接葬儀屋に説明を求めれば、もっともらしい理由をいろいろ聞かされるんでしょうけどね、でも結局悪どいだけだと思うんですよね(笑)。
そんなわけで、安価で鉄火巻が入れられるシンプルプランを持つ葬儀屋を探すことが、僕の「思う存分孤独死するための家」プロジェクトの目下の重要な課題の一つとなっています。そういう葬儀屋さんを名古屋でご存じの方は教えてくださると幸いです。費用目標10万円程度。僕が調べた「鉄火巻き入れられない」プラン(笑)が、おおよそそのくらいだったので。