空港みたいなところにいるといろんなものを拾ってしまうのか、ちょっと調子が悪いので風邪薬多めに飲んで寝ていた。空腹で起きて、今。快方に向かっているようだ。
何を食おうかと考えてストックしていた蕎麦粉十割の祖谷蕎麦茹でる日曜午後。
つけっぱなしのテレビ画面、Youtubeでなぜか流れている中村うさぎと女装のお悩み相談動画。それを見ながら、茹でる。
ー職場の〇〇に困っています。
「転職すればいいのに」
ー旦那の〇〇に困っています。
「離婚すればいいのに。」
ー〇〇に困っています。
「死ねば楽になれるのに。」
とつぶやき、(悩むだけ時間の無駄だよねー、どんな悩み事も、解決法なんて簡単なのに。)と思いつつ、
蕎麦を茹でる。
嗚呼、祖谷蕎麦美味い。
そんなことはさておき、
今回シンガポールに行ってみて、昨年(数か月前)に比べて、どうも「香港ブーム」が来ているような感じを受けました。僕が好きなレストラングループのクリスタルジェイドも「クリスタルジェイド・香港カフェ」という業態を増やしているようですし。街でも「香港〇〇」ってお店を以前よりも多く見かけたような。
日本の川崎にも中華の店舗として進出していたことのあるクリスタルジェイド、世の中の動きに敏感でこれまでもクリスタルジェイド・マカオ(マカオ系ポルトガル料理の店)とか、クリスタルジェイド・サムゲタンなどの店舗を展開してきたので、このチェーンが香港でよくありそうな、点心を出す「香港カフェ」なる業態を増やしているということはそういうことなんだと思います。
小さい国だけに社会実験をするのもブームを作るのもやりやすいんでしょうね、10年ほど前に「おフランスバター」ブームもありましたし。もともと欧米人EXPATの多い街なので、チーズもバターも品ぞろえは豊富なのですが、スーパーで見ていてもあの頃は特におフランスバターの品ぞろえがぐっと増えたと思いました。
そんな時期に先述のリトルインディアのムスタファセンターで、日本でも人気のエシレバターを大量に購入していたことは繰り返し書きましたが、そのエシレもシンガポールでもすっかり高くなってしまいました。

以前はこの100gのモノが4.5ドルくらい、当時は1シンガポールドルが80円だったので日本円で一個360円くらい。それが今は7ドルになり、シンガポールドルも120円強になったので一個840円。まだストックが冷凍庫にたくさんあるので買いませんでしたが。
でも同じものが成城石井で一個1700円くらいしているので、840円でもまだ安いほうなのか(笑)。
そういうシンガポールで起きているような気がした「香港ブーム」。なんでそんなことになるんだろうと考えてみると、やはり前回あたりの日記で書いた知人の言葉「香港はね、でかいシンガポールみたいなとこだよ。」になるんだろうなと思うんです。シンガポールの人は香港(中国本土ではなく)に親近感を持っているんでしょうね、それが何らかのきっかけでブームになった。当たり前ですが、もともと飲茶のお店は多いんですけど、それに香港という枕詞を特に使うようになった、と。
そこで飲茶好きな僕が好きなシンガポールの飲茶のお店をいくつか。
1.高級飲茶。
まずは一番高級なところから。ここは2度ほど行ったことがありますが、シェラトンホテル内にある李白(リーベイ)というお店の飲茶ランチ。食べログのページさえある、有名店です。
少し値は張りますが「せっかくシンガポールに行くんだから奮発して美味しいもの食べよう」というときにお勧め。点心が美味しいだけではなくて、美しい。僕が行ったのは何年も前になりますが、その時にはシンガポール飲茶ランキングで首位を取っていたと思います。
ま、国中がチャイナタウンみたいなところですから、高級飲茶に限っても山ほどあると思うんですが(笑)、僕が行った中で美味しかったよ、というお店です。
2.瑞春(Swee Choon)
1番との間くらいのグレードに位置する、陸羽茶寮というどうやら香港の老舗「陸羽茶室」のシンガポール支店みたいなお店もよかったんですが、そこはなくなってしまったようなので、いきなり庶民派のお店に。
https://maps.app.goo.gl/UfqrVaNAZDWDKwio9
ここは以前ムスタファセンターに行った帰りに見つけて入ってみたお店で、リーズナブルに普通の点心が食べられるので、今僕が一番のお気に入り。ムスタファセンターを出て左に5分ほど歩いたところにあります。

街の中心部にあるのはこの一店のみで、郊外に何店舗かを展開する店のようです。今調べたらチャンギ空港の中にもあるらしい。空港ではラウンジはしごでお金払って飯を食うことがないので、気が付きませんでした。
夜はかなりにぎわっていて、それを当て込んだのか近くに別の飲茶のお店ができていましたが、そっちには入りません。店の外観から判断するに美味しそうではなかったので。
メニューはこんな感じ。

一品3~5ドルほど。まずはお茶、ちゃんと洗杯セットがやってきました。清潔なんで洗杯の必要はないと思うけど、こういうのは様式美の一つ。必要です。コスパタイパ主義の方には理解できないので、こういうきちんとした店には行かないように。
正常な人間の迷惑になります。

お茶はいつものプーアール茶を選択。もっとも無難なお茶の選択らしい。
今回いただいたのは、


小籠包はちょっと皮が厚かったけど、美味かったです。エコノミークラス機内食の批評が好きなグルメな方は行かないでくださいね。ウザいから。
そして、

シーフード湯葉巻き蒸しと湯葉巻きオイスターソース蒸しと二種類ありました。シーフードというのでエビイカがたくさん入っていると思いきや、シーフードと言えばこの辺ではカニカマも指すということを忘れていました(笑)。オイスターソース蒸しの方が飲茶定番メニューの食べなれた濃い味、そっちにすればよかったとは思いました(笑)。

これは今回のヒット。
シンガポールはじめ東南アジアの中華店でも香港でも葱油麺が好きなので、メニューにあるといただくのですが、ここのはここ最近のヒットでした。店に寄ってメニュー上はいろんな名称になっていますが、葱油麺的な名前ならどこでも同じ料理を指します。
3.クリスタルジェイド・ラーメン小籠包@ブギス駅
いや、この瑞春の前日にオーチャード駅近くのクリスタルジェイド「香港カフェ」でも葱油麺をいただいたんですけどね、クリスタルジェイドって店によって同じものでも味のばらつきがひどくて、そこは特にダメだったんです。観光客が恐ろしく多いエリアだからか、接客も含め大名商売でした(笑)。
そのあとだったので、余計に美味く感じたのかもしれません。
クリスタルジェイドで麺や点心、小籠包を食べたいと思ったら、ブギス駅直結ショッピングモールのB1の「クリスタルジェイド・ラーメン小籠包」が美味しいと思います。ここは昔からスタッフもふんわりとした人が多いです。8年前くらいまでは知っているスタッフばかりで店に行くと注文しなくてもいつもの料理を出してくれていました。

3日ほど前の昼下がりにそこで食べてたら、おばちゃんがやってきて「うちのメンバー登録してるの?」って聞くので「旅行で来てるだけなんで登録できないと思うんだよね」って会話を交わしたからだと思うけど、会計したら会員割引で10ドルほど安くしてくれていました。1200円以上割引って(笑)。
おそらくおばちゃんが自分の会員情報入れてくれてたんだと思います。会員ポイントが付くのかどうかわからないけど、つくのならおばちゃんのポイントになってるんだろう(笑)。それならそれでWin-Win。
アメリカのスーパーでもいつもそんな感じ。夜中に買い物してセルフレジで会計してると、ナイトシフトのおばちゃんがやってきて自分の会員証読ませてくれて割引になる。
この「クリスタルジェイド・ラーメン小籠包」という業態も減少中で「香港カフェ」という業態に置き換わっているよう。増えている香港カフェの方でも美味しい店はあるのかも。でも、オーチャード駅の近くの店舗は避けた方がいいと思います。
これらとは違って最高級路線の「クリスタルジェイド・パレス」の方はどこも美味しいんじゃないかなぁ。北京ダックとか高級中華のメニューも豊富で、店の構えがほかの業態とは少し違います。会計のときに聞いてもいないのに「マンゴープリン?」「マンゴープリン?」とうるさかったのが玉に瑕でしたけど(笑)。
(お前ら日本人だからどうせマンゴープリン食いてえんだろ?)とでも言いたげで。それほどバカの一つ覚えみたいにマンゴープリン食べるんでしょうね、日本人観光客が(笑)。
4.ホーカーセンターの中の点心のお店。
シンガポール全域、どこかの団地(HDB)や雑居ビルの一階のホーカーセンターにも点心の店がちょくちょくあって、美味しい店に巡り合えることがあります。大型団地の下の大きいホーカーセンターよりは、4~5軒くらいと小ぢんまりとやっているホーカーに入っている点心のお店が美味しいような気がします。
これはもう足で稼ぐしかありません。
若いころにシンガポールで2か月ほど不法就労していた時に(笑)、会社の宿舎近くにそういう点心のお店があって美味しかったんですよね。
そういうところを探検していると、意外なお店に出会えたりもして楽しいです。